リリースツアー「それが、あなたへの」を終えて

2026年10月01日 00:00

前回はempty EPを出した。今回はDevelopを出した。正直、あれから増えた曲数はたった2つ。たった5曲だけで戦ってるバンド。……っつーのは嘘で、実はツアー中にもちょくちょく曲ができたりしている。主宰が気を利かせて発表の場をくれないだけで。あいつは何かにつけてやらかす男だ。正直、私や渡瀬のバンドの面倒を見る以外においての能力が壊滅的すぎる。11月に、あるライブに誘われたんだが、そこでも変なハッスルをしないか気掛かりでいる。……まあ、そんなことはどうでも良くて。これは、前回みたいな記録である。言いたいことは概ね、前回のうちに言った。今回もあんな感じ。今回は4本。ツアーってさ、もっと全国回るもんじゃないの?そんな予算ないけど。でも、東京の色んなとこでやるのっていいよね。

で、まず最初は定例ライブ。今回は1年生のバンドやソロの子、他校の生徒なんか誘ってちょっと大きめにやった。私らはと言うと、普通に、曲順通りのライブだった。今回は演者が多かったし、時間的にもちょうど良かった。そういえば、以前はSEにSohaの「I KNOW」を使ってたが、今回からバンド内の一致で「現像」を使うことにした。このライブで印象的だったことといえば、途中で楽しくなって、本当に思いつきでギターを放っぽり出して、ダイブしたこと。今月から赤塚ちゃんが正規に入ったから、ある程度自分の弾くギターに堅苦しさというか、あの子に任せてもいいという信頼が増えて、ステージングも自分の思ってるより大胆にできた。何か、鼻を折った生徒がいるらしくて、それはごめん。あと赤塚ちゃんもごめん。びっくりしたよね。

で、VOXES。カレーのおくちっていう企画名なんだけど、これはブッキングしたのが「ガラムマサラ」「袖口とスパイス」「こりあんだーず」「区民」の4バンドだったからなのが由来。ここでは特に変わったことはしていない…………というのは嘘で、パーライトを持ち上げてしまった。あの、勘違いしないで欲しいんだけど、高橋國光に憧れた訳じゃなくて、何か、もっと視覚的な部分から客のことを責めてみたくなっただけ。聴覚では散々いじめ倒してる自覚があるので。清算の時にめちゃくちゃ叱られたので、もう二度としないと誓った。渡瀬慎也にも「え、志島さんが?へえ、おもしろ」みたいな、なんかこう、バカにしてんだか分からない調子で言われたので、やったことを自分でもすごく恥ずかしく感じた。ご迷惑おかけしました。ガチでごめんなさい。来月(っつか今月)もやらせて貰えるのが嘘みたいです。懲りずにお付き合い下さりありがとうございます……。

で、アレだ。ウチらのレーベルの自主企画。「NEU」って書いて、「ノイ」らしい。キカンズと正々堂々の対バン。この時見てたのは普通に同級生とか、その後輩とか。一般の人は見えなかった。ほとんど。だから、興行的にはクソ赤字だと思う。よくやるよな、それで。Vol.2を。なんか、この時のライブのアーカイブを、たまたま先生が見てくれたんだけど、それをたいそう気に入ったのか、主宰を学校にとうとう呼び出して、定例ライブと提携した。Vol.2の経緯はそんな感じ。軽音部の定例ライブは、結構自由かつ、生徒のやりたいことや実験したいことを公開でやってる感じなんだけど、「NEU」はそこからもう一歩踏み出して、身内のみならずアーティストとして創意工夫を凝らしたライブをしていきたいという区別で、カガコーと分けるらしい。で、この時のライブはカバーをやった。2曲。キャブスと……NanöQ。便宜上。この辺の時系列はちょっと複雑なんだけど、まずNanöQの曲としてリリースされる前に、私らのレーベルである「新日本表現社」が、主催として打ち立てたコンピレーション企画がある。それが「TEENS VOCAROCK ADDICT」。で、私達は新譜の制作にも追われていて、わざわざそれ用に曲を書く暇なんてねーよ!って抗議したら、主宰が「会わせたい人がいる」って言った。それが、「スポロディ・ニエラ」と「メリトクラシーの怪物」の作詞作曲を務めた、竹村壮大って人。私たちのバンドには「揺籃」って曲があるんだけど、それをめっちゃ気に入ってて、「このバンドで俺の曲を聴いてみたい」って言ったのが、このコンピにカバーとして曲を出す理由というかきっかけになった。で、主宰とは専門学校時代からの気の知れた友人関係にあるらしく、その頃のライブを聴かせてくれた。で、これを元に私達でやって欲しいということで、SNHスタジオで録音された。主宰よりも結構凝ったことを言うので、レコーディングは途中で緊張しかけたりもした。例えば、原曲からテクニックの面で変更するフレーズが出てきたり、メリトクラシーの怪物に関しては元々のギターを全部変えたり……とにかく、そういう打ち合わせを経て完成したのが、TVAでのカバー。それで、そのカバーの音源を元に竹村さんのバンドで更にバンドの方向性に合わせて組み立て直されたのが、NanöQでリリースされた曲……というわけ。その縁というか、言葉の綾というか、MCでは「東京にいる先輩の曲」って言った。でもこれって、私達も今東京にいるから、何を今になって改めて言ってるんだって感じがした。虚無。ちなみに、本番では星野ちゃんが繋げたんだけど、実はあの動きはリハの時に決めたことで、本当は全然終わらせてMCをする予定だった。でも、繋げた方がかっこいいと思ったので、そうした。この辺は私の判断もある。このライブが今回のツアーでは1番長尺。カバー含めて6曲やった。でも、次のキカンズは私たちの5~6倍くらいは盛り上げてて、やっぱライブをこなしてるバンドは違うと思った。あれはさあ、テトちゃんのキャラがいいよ。MCの時の。あんなテキトーに喋ってても湧くし。ちょっと、羨ましい。あんだけ吹っ切れた喋りができるのって憧れる。私達も負けてられない。横に並んでるのが奇跡、ではなく必然的に横に並ぶ存在になりたい。あわよくば抜かしたい。対抗意識がある。

なので、いちばん最後の吉祥寺GO-HATTでは、未発表の新曲を、2曲も入れた。それと、映画と慈愛なので、久々に新鮮なライブができたかも。あと4曲は作りたい。で、これを発表する機会として、名義を隠して楽曲を投稿するネットのイベントがあったんだけど、レコーディングのスケジュールが着かずに、断念した。クソが。ここの企画は、まあ違う高校同士の交流会って面が強い。私たちの定例ライブで他校の子が出ることがあるんだけど、そのツテは、ここ。今回は宇橋高校の子もいた。TVAの時にいた月面着陸の子達ではなかったけど……副島ちゃん元気してるかな。またプリ撮りたい。あそこのギターと渡瀬が結構似たもの同士っぽいから、誘ってみたら面白そうとは思ってるけど、如何せん乗ってくれるかの保証はない。まあでも近いうちまた一緒にライブだかするかもだと思うので、気長に待つことにする。この時のライブは渡瀬慎也が久々に唸ってた。ので、意表を突けたなとは思ってる。このライブが終わったあとは、みんなでサイゼとか行った。可不はずっとカレーうどんの話しかしてなかった。

そういう、4本のライブを経て、自分はやはりライブが好きなんだなと改めて思った。昔の話とかもここでもっとしたくなった。けど、あんまり勝手に書いてると主宰に小言を言われるのでウザイ。個人サイトとか開こうかなとか思っちゃう。だって、それってすごくオルタナティブだと私は思うから。曲数が増えた今、頑張って戦ってはいる。負け戦だけは絶対にしたくない。リリースツアーとか銘打たなくても、全然恒常的にライブをしてるので、また気になったら見に来て欲しい。つか、よくもまあこれを見てる暇があるよな。おもしれー奴。とっとと寝な?私もこれで終わりにするから。おやすみ。

私立彁楽高校3年 志島奏

記事一覧を見る